【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム【評価&効果】

今回は吃音(どもり)を改善する教材「【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム」を詳しくレビューします。購入前に、まずは公式サイトをチェックしてみました。

作者・中村祥(しょう)とは何者か?

吃音症を改善した中村しょう

作者の中村祥(しょう)さんは、元吃音者です。

本業は中小企業専門のコンサルタント。

物心のつく4、5才~25才まで、約20年間吃音に悩まされていました。

ある時知人の勧めにより、ビジネス関連で超高額の脳開発セミナーに参加しました。

そのセミナーでは、潜在意識をコントロールするスキルを身に着け、ビジネスや人生に生かす方法を教わりました。

「潜在意識をコントロールする方法」と、「吃音の改善」が直結していると感じた中村さんは、セミナー講師を人生の師と仰ぎ、その人から吸収できることは全て吸収しました。

吃音のために必要なすべてを理解し、気が付くと吃音を全く気にしない生活が送れるようになっていました。

その経験をもとに作り上げたのが、今回レビューする「【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム」です。

ちなみに、M.R.MとはMind Reframe Methodの略です。直訳すると「心を再構築する方法」、つまり「潜在意識を書き換える方法」です。

公式サイトに書いてある内容は、吃音者の悩みが具体的に書かれており、説得力があると感じました。

気になったのは、最終的なゴールは吃音がなくなることではなく、「吃音が気にならなくなる」という部分でした。

「どもることに意識がいかなくなるから、どもろうがどもるまいがどっちでもよくなる。結果的に、気づいたらどもりが治っていた」

興味深い内容だと感じたので、公式サイトを一通り読み終えた後に、教材のダウンロード版を申し込みました。

MRM吃音どもり改善プログラム教材一式

教材概要について

教材本編は、二つのパートに分かれています。

「パラダイムシフト編」と「マインドシフト編」です。

パラダイムシフト編(全167ページ)

MRM マインドシフト編表紙

まずは、パラダイムシフト編で吃音に関する正しい知識を学びます。

パラダイムシフト編はテキストのみです。

MRM パラダイムシフト編中面

公式サイトには2~3時間ほどで読み終わると書いてありましたが、私は読むのが遅いので8時間ぐらいかかりました。

パラダイムシフト編は、以下8つの章で構成されています。

  • レベル0:パラダイムシフト編のはじめに…
  • レベル1:吃音(どもり)とは何か?
  • レベル2:吃音が克服困難だとされている本当の理由
  • レベル3:吃音が絶対に改善しない仕組み
  • レベル4:吃音者になってしまった真の原因
  • レベル5:吃音の真の正体
  • レベル6:吃音克服とは何か?
  • レベルMAX:パラダイムシフト編のおわりに…

詳細内容については、後で詳しくご紹介します。

マインドシフト編(全182ページ)

MRM パラダイムシフト編表紙

パラダイムシフト編を読み終わると、次はマインドシフト編に移ります。

こちらは、Webビデオセミナーとテキストがセットになっています。

MRM Webビデオセミナーレベル1創造的想像力

MRM マインドシフト編中面

マインドシフト編は、以下の8章で構成されています。

  • スタートガイド
  • レベル1:「創造的想像力」
  • レベル2:「真の自信」
  • レベル3:「幸福感覚」
  • レベル4:「成功脳」
  • レベル5:「失敗脳」
  • レベルMAX:「勝者のマインドセット」
  • エピローグ

実際にエクササイズなどのトレーニングを行うのはレベル1~MAXまでの6章です。

まずは、各章のエクササイズを行なう前に、30分ほどのWebビデオセミナーで各章のテーマについて解説を受けます。

見終わったらテキストに戻り、書かれているエクササイズを順番に行ないます。

各レベルは1週間続けますが、最後の1日はお休みなので、実質6日間エクササイズを行なうことになります。

エクササイズはボリュームが結構ありますが、すべてを行なうのは最初の1日目だけです。

エクササイズは以下の3つの種類に分かれています。

  1. 一度だけ行なって完結するエクササイズ
  2. 日常生活において、必要があれば都度行なうエクササイズ
  3. 一週間、毎日繰り返し行なうデイリーエクササイズ

最初の1日は全てのエクササイズを行ないますが、2~6日目では、デイリーエクササイズのみ行なうことになります。

Webビデオセミナーも各レベルの最初の1日目だけ見ればOKです。

したがって、1日目にかかる時間は2時間程度ですが、2~6日目までは1日20分程度となります。

これをレベル1~レベルMAXまで6回繰り返しますので、マインドシフト編全てが終わるのは、6週間後ということになります。

それでは、パラダイムシフト編とマインドシフト編の詳細を見ていきましょう。

パラダイムシフト編詳細

「レベル0:パラダイムシフト編のはじめに…」と「レベルMAX:パラダイムシフト編のおわりに…」については、主要な内容ではないので省略させていただきます。

レベル1:吃音(どもり)とは何か?

レベル1では、吃音を克服するために必要な基本的な知識を学びます。具体的には、「吃音の定義」「吃音者の割合」「吃音の種類」「吃音に伴う4つの症状」「吃音の自然回復について」「吃音の周期」「『吃音』という言葉より『どもり』が認知されている理由」などの内容が解説されています。

レベル2:吃音が克服困難だとされている本当の理由

ここでは、吃音が克服困難だとされてきた「3つの理由」について解説されています。目に見える現象や、吃音者ではない専門家の言うことだけを真に受けていては本質を見落としてしまう、ということがよくわかります。

レベル3:吃音が絶対に改善しない仕組み

ここでは、吃音を取り除こうとすればするほど、ますます吃音が強化されてしまう「吃音センサー」について解説しています。吃音と正面から対峙すると、最終的には自分自身を傷つけてしまうことがよくわかります。また、本読みなどの「上手に話すトレーニング」をすればするほど、さらにどもりが強化されていく仕組みが理解できます。

レベル4:吃音者になってしまった真の原因

あなたが吃音者になってしまった3つの原因について解説しています。吃音者になる人は、元々どんな資質をもっているのか、どんなタイプの人に多くみられるのかがわかります。「吃音者には優秀な人が多い」と言われる理由も、この章を読むことで理解できるでしょう。

レベル5:吃音の真の正体

人が同じものを見ても感想が全く異なるように、人はそれぞれ見ているものと、認識しているものが異なります。レベル5では、その違いを生み出している「マインドフレーム」について詳しく解説しています。
ハリウッド女優として富と名声を欲しいままにしたマリリン・モンローが、なぜ私生活では自らの幸せを壊すような行動を繰り返していたのか?「ウイルス化したマインドフレーム」の意味を知ることで、この謎が理解できます。また、なぜ「吃音」が英国貴族のステータスだったのか?を深く掘り下げることで、吃音の真の正体を提示しています。

レベル6:吃音克服とは何か?

吃音を克服するとは、非吃音者と同じ状態・感覚になることです。もっと細かく言うと、「吃音に対する予期不安をなくす状態」になることです。それは究極的に「吃音を忘れる」という状態につながります。この章では「吃音を忘れる」とはどういうことなのか、またどうすれば「吃音を忘れる」状態になれるのかを、15文字の言葉でズバッと教えてくれます。

マインドシフト編詳細

「スタートガイド」と「エピローグ」については、主要な内容ではないので省略させていただきます。

レベル1:「創造的想像力」

ビデオ(27分23秒)

この教材の肝である「マインドフレーム」「創造的想像力」について詳しく解説しています。私たちの現実を作り出している「マインドフレーム」がウイルス化している場合には、書き換えなければならないのですが、それには「想像的想像力」の力が必要です。この章を読めば、「創造的想像力」をどのように使えばいいのか、また、なぜ書き換えに有効なのか、が理解できるようになります。

エクササイズ

リラックスした状態に瞬時に入れるようにするエクササイズや、「マインドシアター」「ステップインステップアウト」などの技法を使い、「創造的想像力」を養うエクササイズを行ないます。その他、進化を促す「ミラーエクササイズ」や「目標」の真の効果を利用したエクササイズを使って、人間的成長を実感していきます。

レベル2:「真の自信」

ビデオ(27分42秒)

成功を収めるには「自信」が必要不可欠です。しかし、不安や恐怖に脅かされていると自信を持つことができません。この章では、不安や恐怖の本質を理解し、どう付き合っていけば良いのかを理解します。また、成功できない人が陥りがちな失敗の原因について、「目標」と「自信」の関係を踏まえて解説しています。

エクササイズ

レベル2では、レベル1の「創造的想像力」を用いて、「自信」を醸成するエクササイズを行ないます。脳と潜在意識の持つ「ある性質」を利用して、自信と成功の感覚を身に着けていきます。また、不安や恐怖を味方につける「前向きに心配する」エクササイズや、成功のマインドフレームを作り出すエクササイズを行ない、自分の中に強力な自信を構築していきます。

レベル3:「幸福感覚」

ビデオ(29分48秒)

他人からの評価など、外からの刺激によって得られる幸福感は真の幸福感ではありません。自分の内から幸福感を感じるためには何が必要なのかがわかります。不幸とは、過去とは、幸福とは何かを深く知ることで、幸福感覚・状態を身に着ける方法を学びます。

エクササイズ

幸福感を養い、そこから行動できるようになるためのエクササイズを中心に行ないます。

  • 非合理的な習慣を捨て、合理的で利益のある習慣を身に着けるエクササイズ
  • 否定的でネガティブな思考と闘うためのエクササイズ
  • 自分の幸福を他人と共有する能力を養うエクササイズ
  • 失敗を利用して成功につなげるためのエクササイズ

これらを通して、自己の中から幸福感を感じられるようにしていきます。

レベル4:「成功脳」

ビデオ(37分22秒)

一般的に成功と考えられている状態は、「本当の成功」ではありません。レベル4では、「本当の成功とは何なのか」、「成功に必要不可欠なものは何か」、「成功の5ステップ」等を学びながら、正しい成功の定義をインストールします。結果にこだわらず、常に成功者で居続けられる方法が理解できます。これを理解した状態を「成功脳」と呼んでいます。

エクササイズ

以下のような各種エクササイズを行ない、「成功脳」のスキルを身に着けていきます。

  • 失敗したときに伴う不快感を拭うエクササイズ
  • 失敗を成功に変えるエクササイズ
  • 自分と他者を理解するためのエクササイズ
  • 不要な習慣を捨て、新しい習慣に入れ替えるエクササイズ、等

レベル5:「失敗脳」

ビデオ(34分24秒)

失敗に対する「考え方」が間違っていると、しなくてもいい失敗をしたり、「悪いマインドフレーム」が形成されてしまいます。失敗に陥りやすくなる「失敗の7大要素」を学び、これらを一つ一つ打破していく方法を習得します。失敗の要素を理解・自覚して、事前に打破できる能力(失敗脳)を養います。

エクササイズ

以下のような各種エクササイズを行ない、「失敗脳」のスキルを身に着けていきます。

  • 失敗の要素をその場で打破するエクササイズ
  • ネガティブな気持ちや消極的な気持ちを打破するエクササイズ
  • 強い孤独感を乗り越えるエクササイズ
  • フラストレーションや憎悪を打破するエクササイズ
  • 怒りと攻撃性をプラスに転換するエクササイズ、等

レベルMAX:「勝者のマインドセット」

ビデオ(41分10秒)

レベルMAXでは、勝者になるために必要なマインドセットについて学びます。勝者と敗者の定義、勝者になるということはどういうことなのか。また、人間の本能と勝者の関係性を学ぶことで、現代社会で勝者になるためにはどんな思考・行動パターンが必要なのかが理解できます。

エクササイズ

怒りや恨みを忘れ、自分や人を許し、クリエイティブな思考と行動を養います。

  • 心の中の批判の声を消すエクササイズ
  • 自分や他人に寛大になるエクササイズ
  • 行き詰まりを打破するための4つのテクニック
  • ミラーエクササイズ「勝者」

などにより、勝者のマインドセットを醸成していきます。

サポート体制はどうか?

サポート体制に関しては、「3ヶ月間のメール質問権利」が特典として付属しています。

最初は「メール質問権利ってどういう意味?」と思いましたが、そのままの意味で、中村祥さんにメールで質問できる権利です。メールで質問できるだけで回答が保証されているわけではありません。

「それってサポートって言えるの?」と思っていたのですが、実際に教材を申し込んでみると誤解していたことがわかりました。

メールへの質問は、きちんと回答されます。ただ、個別に返信されるわけではなく、M.R.Mの購入者全員に配信されるフォローメールとして回答されるということです。

フォローメールはマインドシフト編に入るころから毎日のように届きます。たくさんのQ&Aが掲載されているので、疑問点があったとしても、フォローメールを読んでいるだけでほとんど解決してしまうと思います。

わからない点があれば、その時は自分で質問すればいいので、サポート体制はきちんと機能していると言えるでしょう。

M.R.Mを実践してみた感想

最も驚いたのが、マインドシフト編には吃音に関するエクササイズが全くないということです。(パラダイムシフト編には吃音の本質について詳しく書かれています)

具体的には、教材内で「創造的想像力」と呼んでいるイメージ力を鍛えることで、

・自分を客観的に見られるようにする
・自分の感情をコントロールできるようにする

これらのスキルを習得することを目指します。

そして、このスキルが吃音を克服する上では非常に重要となります。

私自身、公式サイトを読んだ時に気になっていた「吃音が気にならなくなる」という表現も、マインドシフト編を実践してみて初めて意味がわかり、納得できました。

マインドシフト編のエクササイズを一通りこなせば、吃音だけでなく他の悩みの改善にも役立てられる内容になっています。

精神疾患系の悩みであれば、吃音と同じように気にならなくなるだろうと感じました。

たとえば、「自分の手が汚いと感じて一日に何回も手を洗う」「カギをかけ忘れたかどうか心配で何度も確認しに家に戻る」などの症状が出る“強迫神経症”などにも有効だと思われます。

他にも、あがり症やうつ病など、精神面に主な原因がある疾患の場合には、高い効果が得られるだろうと感じています。

そもそも、この教材は吃音の改善を目指しているわけではなくて、「自分自身の成長・進化」に主眼を置いています。

大事なのは、自分自身が変わることで、その結果として、ついでに吃音の方から去っている、居なくなっている(=改善・克服)、ということです。

採点【AAA評価:98点】

正直言いましてエクササイズのボリュームは多いと感じましたが、やれば必ず効果が出るほど強力な内容だとも感じました。

本当に、内容に関しては今まで見た教材の中で最も強力だと感じたので、最高点の98点をつけました。

2点減点は何かというと、今後これ以上の教材が現れた時の余地として残しているだけで、心情的には100点満点の教材です。

余談ですが、私は以前、自己啓発教材にローンの利息を含めて約240万円支払ったことがあります。もちろん一つの教材で、です。

自己啓発教材の支払い明細書

当時はどうしても自分を変えたいという気持ちが強かったですし、会社からのプレッシャーも重く感じていたので、精神的にも少しおかしくなっていたと思います。

こんな金額、普通の状態だったら絶対に買おうとは思わなかったはずです。

しかし、あろうことか妻にも内緒で購入してしまい、後で大変もめました。

今から5年ほど前にローンも全額返済し終わりましたが、払い終わるまでは本当にギリギリの生活でした。

今このお金が残っていたらと思うと後悔してもしたりませんが、過ぎたことを考えても仕方ありません。

ただ、この240万円もした教材の、たった1/100ほどの金額で申し込めるM.R.Mの方が、格段に優れた内容だと知った時は愕然としました。

内容も強力ですが、内容の伝え方も秀逸です。

ビデオセミナーでの解説、レベルを6段階に分けてステップごとに進めていくやり方、毎日のように届くフォローメールなど、楽しみながら教材を実践するための工夫が随所に散りばめられています。

このブログで紹介している他の教材よりは少し金額は高めですが、内容を考えると納得のいく価格だと感じています。

もし納得のいく成果が得られなかった場合には、全額返金保証も用意されていますので、金銭面でのリスクを冒すことなく、参加することができます。

「重度の吃音を改善したい」、あるいはそれ以上に、「人間的な成長・進化を遂げて、悩み事が気にならない人生を送りたい」と考えている人は、人生の終焉を迎える時に後悔しないためにも、「【M.R.M】吃音(どもり)・改善プログラム」への参加を強くおすすめします。

MRM吃音どもり改善プログラム公式サイトへ

あがり症の体験記事を書いています。
私の失敗体験を、あなたのあがり症改善に役立ててください。

>>【あがり症克服体験談】~治らない原因は何だったのか?

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