あがり症改善プログラム:豊田早苗【評価&効果】
今回のレビュー教材は、とよだクリニック(豊田早苗院長)監修の「あがり症改善プログラム」です。
基本的には良質な教材だと判断していますが、全てが良いというわけではありません。
そんなデメリット部分もきちんとお伝えしつつ、教材選びの判断基準としてご活用いただければ幸いです。
それでは、どこよりも詳しいレビュー記事をご覧ください。
監修者・豊田早苗とは何者か?
- 鳥取大学医学部を卒業
- 2004年 とよだメンタルヘルスセンター開業
- 2005年 鳥取県米子市に「とよだクリニック」開業
- 2013年 インターネット診療専門の「森野メディカルセンター」開設
総合診療医として勤務していた経験を活かした問診技術に定評があります。
「病気を診るのではなく、人を診る」をモットーに、患者の話をよく聞き、一人ひとりに対応したオーダーメイドの治療を心がけています。
精神科、心療内科医として診察する傍ら、認知症の講演会も精力的に行う。受講者参加型の講演会の評判は上々のようです。
現在は、通院型のカウンセリングよりも、メール・チャット・スカイプ電話などを利用したインターネットでの相談に比重を移行しつつあります。
現代の精神科医療で問題となっている「5分診療」や「薬漬け」の悪しき風潮に警鐘を鳴らし、「心の病気は患者さん自身が治すもの」「医師は患者さんが持つ病気を治す力を引き出すサポートをする存在」という考えのもと、薬を使わない治療にも力を入れています。
デメリット
- 文字ばかりで理解しづらい印象を受ける
- サポートが付属していない
- 追加テキスト1と2は同じ内容
イラストや写真も若干掲載されていますが、ほとんど文字のみで説明されています。
たとえば「発声法」のパートなどは、実際にどんな動きをするのかわかりづらいので、動画などで解説して欲しいと感じました。
また、文章もやや雑な印象があり、理解するのに時間がかかる所もありました。
「ちょっと文字ばかりでイライラしてしまう」というのが個人的な感想です。
今は動画や音声などで伝える教材も増えていますので、文字だけというのは少々手抜き感を感じてしまいます。
文字だけならもう少し文章をわかりやすくする工夫も必要だと感じます。
また、公式サイトで追加テキスト1と2は別々の内容のように書かれていますが、同じ内容です。というか、2つで1つのテキストとなっています。
追加テキストは6つではなく5つです。勘違いしやすいのでご注意ください。
おすすめしない人
- 文字アレルギーの人
- 一人で改善するのは不安な人(サポートが欲しい人)
- 動画などで上手にスピーチをしているお手本が見たい人
メリット
- 恐怖や緊張・不安を短時間で消去する方法がわかる
- ネガティブ思考を失くし「できて当たり前」と思えるようになる
- あがりを治す上で直面する問題の解決法が全て網羅されている
教材本編の2章~4章までが「精神的な問題を解決する方法」になっており、この内容と構成が秀逸です。
あがり症の人には「人前でうまく話すなんて無理」という思い込みが潜在意識に強く刻み込まれている人が多いです。
まずは、この潜在意識を書き換えないと、何をやっても改善にはつながりません。
さらにその前に、恐怖の感情などを消去しておかないと、潜在意識の書き換えもうまくいきません。
教材では2章で恐怖や緊張・不安を短時間で消去し、3章で潜在意識を書き換え「できて当たり前」の思考にします。
恐怖を消去し、潜在意識を書き換えた後に、4章でイメージトレーニングを行なうことで、効果を最大限に発揮することができます。
しかも、普通はイメージトレーニングというと、効果が得られにくいので挫折する人が多いのですが、効果を得やすいように改良された方法が解説されています。
この方法であれば、いままでイメージトレーニングが上手くいったことがない人でも、効果を実感できると感じました。
以上のように、章の順番が非常に効率よく設計されており、無理なくメンタル面を改善できる内容になっています。
しかし、あがり症改善は単なる手段であって、人生の目的ではありません。
あがり症を改善する方法だけでなく、あなたが本来の目的を達成する方法まで、いわばあがり症で悩む人が直面する問題を、総合的にすべて網羅した教材となっています。
おすすめしたい人
- 総合力に優れた教材を探している人
- メンタルトレーニングを効果的・効率的に実践したい人
- あがり症を治すだけでなく、理想の自分になりたい人
おすすめする理由
- 現役の精神科医が監修するあがり症教材である
- あがり症を克服するまでの方法が、効率よく設計・提示されている
- 「そんなことができれば苦労しない」に、一歩突っ込んで答えている
- 脳の仕組みや人間の体の特性を利用した科学的なあがり症改善法である
- あがり症を改善し、さらに自分の思い通りの人生を描けるようになる
- 180日間の返金保証がついている
教材概要
教材本編:合計121ページ
↑上記写真は、ダウンロード版を自宅のプリンターで出力したものです。
表紙がシンプルなのは、以下のような理由が書いてありました。
「あがり克服という内容の為、パっと見ても本の内容がわからないように、あえて表紙をシンプルにさせていただきました。」(教材P.5より)
●【1章】あがりの原因を特定する
●【2章】緊張や不安、心理的な問題を3分で消し去り、ベストパフォーマンスを発揮するための方法
●【3章】世界中の成功者達が実践している、夢を実現する目標達成の方法
●【4章】メンタル強化イメージトレーニングを組み合わせた、実力以上の力を発揮するための方法
●【5章】あがり防止に役立つテクニック
●【6章】本番であがらない準備の方法
追加テキスト:合計121ページ
●【追加テキスト1&2】本番にベストコンディションで挑むためのぐっすり熟睡術&心身を健康に保つためのストレス撃退術(13ページ)
●【追加テキスト3】相手が聞き惚れるような声を作る!発声の練習!(29ページ)
●【追加テキスト4】聞き手が唸るスピーチの作り方(31ページ)
●【追加テキスト5】良好な関係を築くコミュニケーション術(30ページ)
●【追加テキスト6】目標をシステマチックに達成する方法・飽きたり挫折せずに継続する方法(18ページ)
教材では、あがり症の原因を「精神的な問題」と「技術・経験・準備による問題」の2つに分類しています。
教材本編の4章までで「精神的な問題」を、5・6章で「技術・経験・準備による問題」を扱っています。
さらに、追加テキストでは「体調管理のやり方」「発声法」「相手を惹きつけるスピーチの作り方」「1対1でのコミュニケーション術」「あがり症が治った後の目標達成術」を解説しています。
およそあがり症で悩む人が直面する、全ての問題解決方法が網羅されていると言っても過言ではない内容となっています。
教材詳細
【1章】あがりの原因を特定する
あがり症の原因は2つあります。それは「精神的な問題」と「技術・経験による問題」の2つです。この2つの原因をどのようにすれば効率的に取り除いていけるのかを解説しています。
この教材は、以前「技術・経験によるあがりの改善法」→「精神的なあがりの改善法」の順番で構成されていました。
しかし、多くの症例を見るうちに、もっと効率的にあがりを改善する順番があることに気づき、現在の構成に編集し直されました。
このように、より良く改良し続けようとする姿勢は評価に値すると感じます。
【2章】緊張や不安、心理的な問題を3分で消し去り、ベストパフォーマンスを発揮するための方法
恐怖や緊張・不安を数分で消去する心理療法について解説されています。
この方法は、精神医療の発達した欧米で注目されている方法で、様々な海外のメディアにも紹介されていますが、日本ではほとんど知られていない治療法です。
通常、心理療法は時間のかかるものが多いのですが、この治療法は慣れてくれば数分で効果が現れる方法です。
通常のやり方と、さらに改良を加えた2つのやり方の計3つの方法が詳しく紹介されています。
この心理療法を使用することで恐怖の感情を消去し、次章以降の「潜在意識の書き換え」「イメージトレーニング」が、より効果を発揮できるように考えられてプログラムが組み立てられています。
【3章】世界中の成功者達が実践している、夢を実現する目標達成の方法
この章では、「目標を設定し、達成していくまでの方法」を解説しています。
ここでは、「あがり症克服」を目標とするのもよし、もっと大きな人生の目標を設定するのも良いでしょう。
ワークの実践を通して、自分の目標を炙り出し、その目標を達成するために具体的に何をすれば良いのかを決めていきます。これらは、教材の手順を踏んで行けば自動的に出来上がるようになっています。
最後に、目標を達成するための2つの方法が紹介されています。この2つの目標達成方法で、今までのマイナスだった自分のイメージを書き換えていきます。
あがり症の人は「自分は人前で堂々と話せるわけがない」と潜在意識レベルで強力に思い込んでしまっているため、本番でも上手く話すことができません。
この章では、自分の潜在意識に強力にこびりついているマイナスイメージを書き換えることで、「出来ているのが当たり前」という意識を定着させていきます。
すでに2章で恐怖の感情を消去しているからこそ、効果的に潜在意識を書き換えることが可能となります。
【4章】メンタル強化イメージトレーニングを組み合わせた、実力以上の力を発揮するための方法
この章では「イメージトレーニングの効果的なやり方」について解説しています。
イメージトレーニングの目的は2つあります。
1つは「自分の未来の姿と今の姿を重ね合わせること」、つまり「疑似的に未来の姿を先に体験する」ということです。
2つ目の目的は「メンタルブロックを外すこと」です。メンタルブロックというのは、自分の行動を制限している「否定的な考え方」のことです。
メンタルブロックを外そうとしてイメージトレーニングを実践しても、「恐怖の感情」や「うまくいくだろうか?」という潜在意識レベルでの疑念が少しでも頭をもたげてしまうと上手くいきません。
そのために、ここまでの2章と3章で恐怖の感情を消去し、潜在意識を書き換えているので、イメージトレーニングの効果を最大限に発揮することができるのです。
しかし、一般的に広まっているイメージトレーニングの方法を実践しても、実際には効果を実感しづらく、やり方もイマイチ良く分からないのでやる気にならなかったり、挫折してしまった人も多いのではないでしょうか?
私も驚いたのですが、この章では今までイメージトレーニングで効果を実感できなかった人でも、盲点をついた効果を得られやすい実践方法が解説されています。
なぜ今までのやり方では効果を実感できなかったのか、そしてイメージトレーニングで効果を実感するのはどうすれば良いのかが、腹の深くまで腑に落ちるように解説されています。
この章で解説されている目からウロコのイメージトレーニング法を実践すれば、本番でも確実に実力以上の力を発揮することができるでしょう。
個人的には、この章だけでも読む価値があると感じています。
【5章】あがり防止に役立つテクニック
さて、前章までがあがり症の「精神的な問題」を解消する方法でした。
基本的に、ほとんどの人が4章までであがり症を改善できるように構成されています。
しかし、精神的なトレーニングがメインとなっていたため、「もっと体で実感できる方法があれば安心できる」という人のために5章以降の方法が用意されています。
ここからは「技術・経験によるあがり改善法」についての解説です。
5章では、以下の「体を使った7つのあがり防止法」が紹介されています。
- 人間の構造上、腹式呼吸よりも効果があると言われている呼吸法
- 鏡を使ったトレーニング方法
- すぐにリラックス状態を作り出せる弛緩法
- 5種類の耳ツボマッサージ
- 指を使ったリラックス方法
- 気持ちを切り替える訓練法
- 本番前に緊張を和らげる方法
体と心の仕組みを上手く利用した、誰にでも簡単に実践でき、即効性のあるテクニックです。
4章までの「精神的なあがり改善法」に、このテクニックをプラスすることで、より効果的にあがりを改善していくことが可能となります。
【6章】本番であがらない準備の方法
3章で紹介されている目標達成方法を「本番までの準備」に当てはめて応用し、「正しい準備のやり方」を解説しています。
6つのステップを実践することで、本番までの準備が完成するようになっています。
この準備方法で秀逸な点は、ステップ5と6です。
この2つまで準備しておけば「もうこれ以上やることはない」と納得できますので、本番前に不安や心配に悩まされることもなくなるはずです。
この章で完璧な準備を行なえば、本番当日を安心して迎えられるでしょう。
【追加テキスト1&2】本番にベストコンディションで挑むためのぐっすり熟睡術&心身を健康に保つためのストレス撃退術
前述の「デメリット」の項でもお伝えしましたが、追加テキスト1と2は同じものです。教材内では「睡眠とストレスは密接に関わりあっているため、一緒に説明します」という記載がありました。
内容を読めば納得できるのですが、公式サイトでは2つの追加テキストは別々のものであるように記載されています。追加テキストは合計5つしかないのに6つあるように書かれているのは、余計な誤解を生むのでやめた方が良いでしょう。
さて、この追加テキストでは、「心と体に働きかける不眠対策」について解説されています。
順番としては、(1)まず、心の原因(つまりストレス)を解消し、(2)その後に体が眠りやすいようにする、という2段階のステップになっています。
ただ、ここで書いてある方法は、通常の不眠対策として言われているような、いわゆる「生活習慣を改善する」という類のものではなく、もっと具体的で日常生活でも実践しやすく、効果の実感できる方法です。
テレビや一般書籍等で紹介されている内容とは一線を画した不眠対策を体感できると思います。
この追加テキストを実践することで「本番当日が心配で眠れない」という状態に陥ることなく、万全の体調で当日に臨めることでしょう。
【追加テキスト3】相手が聞き惚れるような声を作る!発声の練習!
この追加テキストでは「声が小さい」「滑舌が悪い」「声の幅が狭い」「声が通らない」などでお悩みの方に、30種類以上の声を良くするトレーニング方法が解説されています。
文字だけの説明なので、ちょっと理解に時間がかかります。また、とにかくテクニックの数がたくさんありますが、書いてある方法すべてを実践する必要はありません。
ご自分に合った方法をいくつかピックアップし、毎日実践していくやり方の方が現実的だと感じます。
発声法というと、大きな声を出せない環境にお住まいの方は難しいと感じるかもしれません。
しかしこの追加テキストには、声を出さなくてもできる発声法が複数紹介されていますので、近所迷惑等を心配する必要もありません。
この追加テキストを読み、ご自分にピッタリ合った発声法を実践することで、声に関する悩みは解消されていくことでしょう。
【追加テキスト4】聞き手が唸るスピーチの作り方
この追加テキストでは、あなたの話が退屈されず、聞き手を惹きつけ、説得力を持つには何をすれば良いのかが書かれています。
具体的には、
- 伝わるスピーチの構成要素8つ
- 話をわかりやすくする間の取り方
- 棒読みにならないための訓練方法
- こちらの意図が明確に伝わる話の構成順序
など、魅力的な話をするための具体的なテクニックが20以上紹介されています。
こちらのテクニックは全て取り入れやすい方法ばかりです。
この追加テキスト4をマスターすれば、自分を今までよりも数倍魅力的に感じさせ、相手から信頼を得られる話ができるようになるでしょう。
【追加テキスト5】良好な関係を築くコミュニケーション術
今までは基本的に人前での話に関しての解説でしたが、この追加テキスト5では「一対一」でのコミュニケーションのとり方について書かれています。
まず、会話下手な人はほとんど出来ていないと思われる、「コミュニケーションの基本原則」が8つ解説されています。
この基本原則を実践するだけで、人から好かれやすくなり、余計な人間関係のトラブルに巻き込まれることも格段に少なくなるでしょう。
また、対人関係の大きな悩みの一つである初対面でのコミュニケーションについても詳しく書かれています。
初めての人しかいない場所に行った場合、どんな人にどんなタイミングで何を話しかければ良いのか。会話が途切れそうになった場合にはどうするか。
さらに、相手からもう一度あなたと話したいと思われるためのテクニックなどが紹介されています。
その他、「褒める技術」や「聞く技術」、「良い人間関係を作るための考え方」など、人付き合いを円滑に行えるコミュニケーションの技法が数多く収録されています。
この追加テキスト5をマスターすれば、家族・友人・仕事・学校・ご近所・親戚など、あらゆる人間関係がスムーズに回り始めます。
「なかなか周りの人に馴染めない」「表面的な関係しか築けない」とお悩みの方には、ぜひ読んで欲しい内容です。
【追加テキスト6】目標をシステマチックに達成する方法・飽きたり挫折せずに継続する方法
教材本編の2章とも関連していますが、ここでは目標を達成するための手順を、より具体的に解説しています。
また、目標を達成するために、絶対に避けて通れないのが「続けること」です。
今まで目標を設定しても、続けることができずに途中で挫折した経験がある人は多いのではないでしょうか?
しかし、教材に記載されている「あるコツ」さえ掴んでしまえば、それ程大変でもなく、続けることができるようになります。
この追加テキストでは、脳の2つの特性を生かした「継続するポイント」が解説されています。
この方法は、私も仕事で実践しており、自分で決めたゴールまで挫折することなく続けることができていますので、かなりオススメできる方法です。
このポイントだけでも、継続するには十分強力な方法ですが、他にも7つの継続するコツが紹介されています。
これらの継続するコツを駆使すれば、努力をし続けることが当たり前になり、あなたが決めた人生のゴールをつかみ取ることができるでしょう。
あがり症を克服するのは「単なる手段」にすぎません。
この追加テキストを利用して、人生におけるあなたの本当の目的を達成してください。
採点 【A評価:80点】
デメリットの項でお伝えした「文字情報が多いので理解しにくい部分がある」ことと、「サポートがない」という2点が個人的には特に大きなマイナスポイントです。
教材内容は効果を得やすいように改良されているので、上記のデメリットについても改善を期待したいところだと感じています。
もっと写真やイラストを多用、あるいは動画での解説を多用すれば、ずっとわかりやすくなるのに、非常にもったいないと感じます。
内容が悪ければ、オススメすることもないのでどうでも良いのですが、内容が良いだけに、なおさらもったいないです。
デメリット面を大目に見られるのであれば、ここまでお伝えしてきたように、「内容は優れているので購入する価値は十分にある」と言えます。
総合評価
「初対面の人と話をするだけで緊張してしまう」という日常的なあがりから、「人前で話すと緊張して体が思うように動かなくなる」という一般的なあがり症の症状まで、およそあがり症に関する悩みを全て解消してくれるのが、とよだクリニック院長・豊田早苗先生監修の「あがり症改善プログラム」です。
教材はテキストのみで「伝え方に工夫が欲しい」、「サポートが付属していない」などのデメリットはありますが、それらのデメリットを踏まえても十分に読む価値のある内容が書かれています。
あがり症は「精神的な問題」と「技術・経験による問題」を解消することで克服することができます。
この教材では、最も効果的な順序でやり方を解説することで、短時間で効率的に、あがり症を根本から克服できるように設計されています。
具体的には、教材本編1章であがり症の原因を理解した後、2章で紹介されている心理療法で「恐怖・不安・緊張の消去」を行ないます。
まず、この心の根底にある「恐怖・不安・緊張の消去」を行なわなければ、他の方法を行なっても効果は半減してしまいます。
場数を踏んでもあがり症を克服できない原因はここにあります。
2章の心理療法を踏まえた上で、3章では潜在意識にこびりついている「マイナスの思い込み」を解除していきます。
3章を実践することで、あなたが心の底で思い込んでいる「自分は人前で上手く話せるはずがない」という間違った思い込みを書き換えていきます。
この3章を飛ばして4章を実践しても、効果が半減します。マイナスの思い込みがある状態のまま、他の方法を試しても上手くはいきません。
次の4章ではイメージトレーニングを実践して、あなたが成功している未来の姿と現在の姿を一致させることで、「成功することが当たり前」の状態に持っていくことができます。
しかし、巷で紹介されているイメージトレーニングの方法では、おそらく上手くいかない人が大半だと思います。
今までのイメージトレーニングの何がいけなかったのか、そして効果を実感できるイメージトレーニングとはどのような方法なのか、4章を読むことで理解することができるでしょう。
「これでは上手くいくはずがなかったな」と深く納得できる内容が書かれています。個人的には、ぜひとも読んでいただきたい章です。
この4章までで、あがり症の「精神的な問題」は解消され、それにより、ほとんどのあがり症は克服されるだろうと考えられます。
しかし、それだけで終わらないのがこの教材をお勧めする所以でもあります。
次の5章では「体を使ったあがり防止のテクニック」を、6章では「本番であがらない準備の方法」をマスターします。
すでにお分かりかと思いますが、これらのテクニックは、4章までの「精神的な問題」を解消した後だからこそ、効果を発揮します。
順番を間違えたら効果が半減するとお伝えしている理由は、ここにも反映されています。
さらに、追加テキストでは、本編教材では補い切れなかった悩みにも対応しています。
- 本番をベストな状態で迎えるための「体調管理術」
- あなたの印象を良くする伸びのある声を作るための「発声法」
- 話をわかりやすく明確に伝え、説得力を上げるための「スピーチの作り方」
- 人前での話だけでなく、一対一での人間関係を円滑にするための「対人コミュニケーション術」
- あがり症克服後にあなたが叶えるべき本当の目的を達成するための「続けるコツ」
ここまでの内容が書かれているため、あがり症に関する悩みはこれ一冊に網羅されていると言っても過言ではありません。
戦略的に計算し尽くされた教材を活用し、実践しさえすれば、あなたが今まで人前で感じてきた「恥ずかしさ」や「恐怖」の感情は、今すぐに全て解消することができます。
それだけの内容が、この教材内にすべて収められています。
そして、あがり症を克服するのは大前提として、あなた本来の人生の目的を達成し、本当の意味での幸せや自己実現を果たすためにも「あがり症改善プログラム」のお申し込みをお勧めいたします。
あがり症の体験記事を書いています。
私の失敗体験を、あなたのあがり症改善に役立ててください。